
「新しい環境でがんばるぞ!」とやる気に満ちて入社したものの、入ってみたらブラック企業だった。
そんな悲しい思いをする人も、実は少なくありません。
入った企業がブラックだったら、辞めるべきか、まだしばらく働くべきか悩むでしょう。
わたし個人としては、ブラック企業だと感じた瞬間にすぐにでも離れる準備をするべきだと思います。
今回は、「入った会社がブラック企業だったときの対処法」や「ブラック企業を見分けるためにチェックすべき特徴」をまとめました。
入った会社がブラックだったら即その環境から離れよう!
もし、入った会社がブラック企業だと感じたら、迷わずすぐにその会社から離れましょう。
入ったばかりだったとしても、ブラック企業に残る理由にはなりません。
「入社したばかりだし…」と我慢しつづけると、心も体も壊してしまい、その会社だけでなく他の会社でも働けなくなってしまう可能性もあります。
実際にわたしがそうでした。
ブラック企業だとわかっていながら働きつづけると、
わたしができていないから評価されないんだ
わたしレベルだと給料安くてしょうがない、もっとがんばらないと
とすべて自分を責める方向にいってしまいます。
そして気づけば、”ケガをすれば、病気になれば、◯んだら仕事を休めるのになぁ…”という危ない思考になってしまうのです。
そこまで行くと、正常な思考をとりもどすのに数年かかります。
これを読んでいるあなたには、同じような状態は決して味わってほしくありません。
あなたの体が、心が壊れる前に。
すこしでも「ブラック企業かもしれない」と感じたら、すぐにその会社から離れましょう。
入った会社がブラックだったときの対処法
入った会社がブラックだと気づいたときの対処法は、以下の3つ。
対処法
- 新しい転職先を探す
- 周りに相談する
- 契約書を確認した上で退職を伝える
対処法1:新しい転職先を探す
入った会社がブラックだと感じたら、すぐにでも新しい転職先を探し始めましょう。
できるだけはやく今の会社をやめたい人は、転職エージェントを使って求人探しを任せてしまうのがおすすめです。
長時間労働させられるようなブラック企業で働いていると、仕事が終わってから求人情報を一つ一つ探すのはめちゃくちゃ疲れます。
そもそも求人を見る気力さえも湧かないでしょう。
求人を探す気力がないから、
とりあえず今の会社でもう少し…
と思っているうちに、気づけば心身が壊れて取り返しのつかないことになってしまうこともあります。
ブラック企業で疲弊している人こそ、転職先を探すならエージェントに頼りましょう。
最初の面談だけ時間をとれば、あとはエージェントがあなたに合う求人を探してくれます。
エージェントによって持っている求人がちがうので、まずはリクルートエージェント、type転職エージェントに登録しましょう。
面談のときには、できるだけ詳しく要望を伝えるのがポイント。
たとえば、以下のような感じです。
要望
- 残業代が1分単位で支払われる会社がいい
- 離職率が低い会社がいい
- お盆と年末年始は借り休める会社がいい
このように、具体的な要望を伝えると紹介してもらえる求人の精度も上がります。
転職エージェントは、企業側がお金を払って成り立っているので、登録してから退会するまでお金は1円もかからないので安心してくださいね。
対処法2:周りに相談する
ブラック企業だと感じたら、周りに相談しておくことも大事です。
真面目な人や責任感の強い人ほど、ブラック企業だと思っても自分を責めたり、周りにいい部分だけを見せたいと思うこともあるでしょう。
ですが、周りに相談しておくことで、あなたがどうしても苦しくなったときに周囲が支えてくれたりします。
メンタル不調が起きてはたらけなくなっても支えてくれたり、なかなか休みが取れないあなたの代わりに、良い転職先を探してきてくれることもあります。
今いる会社がブラック企業だと感じたら、プライドや責任感は捨てて、周りにつらい状況だと相談してくださいね。
対処法3:契約書を確認した上で退職を伝える
転職の準備が整ったり、もう心と体が耐えられないと感じたら、契約書を確認したうえで退職したいと伝えましょう。
雇用契約書には、だいたい「退職はいつまでに伝えるべきか」が記載されています。
会社によってさまざまですが、基本的には1ヶ月前か2週間前であることが多いです。
退職しようと決意したら、雇用契約書の内容を確認してはやめに退職したい旨を伝えにいきましょう。
ただ、注意して欲しいのは、ブラック企業の中には退職したいと伝えても辞めさせてくれない企業もたくさんあります。
「やめるな」と言われると残ってしまう人も少なくありません。
ですが、あなたの将来のためにも、そこは強い気持ちを持って退職する意思を伝えましょう。
顔を合わせて「やめるな」と言われると揺らいでしまいそうな人は、会社の備品なども郵送して残りの退職までの日にちは有給を消化すればOKです。
ちなみに民法では、無期限雇用の場合は「2週間前までに伝えればいい」とされています。
よって、退職したいと伝えてから2週間経つと、会社側の承諾がなくても退職できます。
期限が決まっている「有期雇用」の場合は、”やむを得ない事情”があるときはすぐ契約を終了できます。
たとえば、介護や出産、ケガや引っ越しなど。
すんなり退職できなさそうであればプロに相談する
すんなり退職できなさそうな場合はプロに頼りましょう。
たとえば、退職をいつまでも受理してもらえなかったり、脅されたりして残らなければいけない状況に追い込まれるといったケースですね。
相談できる相手としては、「労働基準監督署」「労働組合・労働相談機関」「弁護士」などです。
最近であれば、退職代行サービスもあります。
自分だけでどうしようもないと感じたら、1人で抱えこんだりそのまま働きつづけるのではなく、プロに相談することでしっかり対処してくれますよ。
プロに相談するためにも、事前にブラック企業の証拠を集めておくことが大事です。
たとえば、暴言の録音やチャットやメールの写し、時間外労働の記録(夜中のメールや電話の履歴)など。
できるだけ具体的な証拠を集めておきましょう。
ブラック企業の見分け方!チェックすべき8つの特徴
ここでは、ブラック企業の見分け方をお伝えします。
「今いる会社がブラックかもしれないけれど、じぶんが甘えているだけなのかな…」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
ブラック企業の特徴はさまざまですが、中でもとくに注目すべき8つの特徴をご紹介しますね。
特徴
- 勤務時間が長すぎる
- 精神的に追いつめてくる
- 求人の条件が実際にはちがう
- 給料があまりにも低すぎる
- 仕事以外の時間にもタスクを与えてくる
- 精神論を振りかざす
- 休みを自由にとれない
- 退職者がめちゃくちゃ多い
1:勤務時間が長すぎる
ブラック企業の特徴は、勤務時間が長すぎること。
「深夜まではたらけ!」とはっきりとは言わずとも、ブラック企業ではほぼ強制のような雰囲気になっています。
ですがここ最近は、ブラック企業は悪!という風潮が前より強いので、どうにかホワイトな企業に見せようとする企業が多いのが実態。
なので、たとえば求人には「残業はほぼありません!」と書いてあったとしますよね。
でも実際は、会社側はそう書くために「残業するな」と社員にいって帰らせるのです。
そして、
残業するんじゃなくて、どうすれば効率的に仕事を終わらせられるかを考えろ!
とそれっぽいことを言ってきます。
でもどうがんばったって、誰がやっても無理な量を振ってくるのです。
それでも残業はするなと言われるので、しかたなく家に持ち帰って仕事をするしかありません。
ですが会社側からすると、自宅で仕事をしていたとしても「社員が自分でやったことだから」と残業代も払わないんですよね。
そもそも「残業代」があるブラック企業自体も少ないですが…(苦笑)
ブラック企業では、決まった勤務時間だけじゃなく、帰宅後も休日も仕事をしなければいけない状態になることが多くあります。
2:精神的に追いつめてくる
精神的に追いつめてくるのも、ブラック企業の特徴です。
暴言を吐く・暴力を振るうようなひどい会社も中にはあります。
また、そこまではっきりしていなくても、たとえば「仕事を教えない」「話しかけても無視する」「あからさまに他の人と態度を変えられる」など。
じわじわとメンタルを追いつめる態度や行動をとられることもあります。
真面目な人や周りの目を気にしがちな人ほど、どんどん精神的に追いつめられていくでしょう。
精神的に追いつめられると、どれだけがんばろうと思っても恐怖や不安が大きくて、どんどん仕事に集中できなくなってしまいます。
そして、たとえば他の先輩に相談したとしても会社全体にブラックな風潮が浸透していると、
そんなの言い訳
もっとがんばれよ
とまったく耳を貸してくれることはありません。
3:求人の条件が実際はちがう
ブラック企業だと、求人の条件が実際はちがうこともあります。
たとえば、正社員と書いてあったのに本当は契約社員からのスタートだったり。
月収25万円程度と書かれていたのに実際は基本給が低くてがんばり次第でインセンティブ稼げば25万円、など。
求人では魅力的な給料や条件をうたっておきながら、入社してみたらぜんぜん違った!なんてことも少なくありません。
求人の内容をみて応募したのに、実際はまったくちがう条件で働かされるのはたまったもんじゃないですよね。
ただ、求人の内容と実際のはたらく条件がちがうこと自体は、実は完全に違法とはいえないとされているんです。
求人とちがう労働条件だとしても、契約書を結んだ時点でその内容に「同意した」とみなされてしまうから。
よって、かならず雇用契約書の内容はすみからすみまで、きっちりチェックしておきましょう。
しかし、雇用契約書と実際の業務内容があきらかにちがう場合は、違法といえるのですぐに弁護士や労働基準監督署に相談してください。
4:給料があまりにも低すぎる
ブラック企業では、給料があまりに低すぎることもめずらしくありません。
最低賃金ギリギリに設定したりしています。
”最低賃金”があるにせよ、実際のところ最低賃金の金額だけで生活していくのってかなり厳しいですよね。
また、給料を低く設定しているにもかかわらず、ブラック企業は給料が上がらないことを社員のせいにすることもよくあります。
わたしが経験したブラック企業3社ともすべてに共通していたことなのですが、
社員には自責を求めて、会社や社長は社員に責任転嫁する
のです。
たとえば、給料がギリギリなことに不満を感じていたとしても、それを察知して事前に
がんばり次第でどんどんあげるからね
と最初はやさしくなだめてきます。
しかし、寝る間も惜しんで働きつづけても、給料はいつまでも上がらないまま。
会社では毎日のように「自責しろ」と言いつづけられ、給料面を理由に転職を考えるころになると
自分は給料分だけの仕事してると思ってるの?
など言ってくるのです。(実際にいわれた言葉)
とくに謙遜が根づいている日本人は、そんな聞き方をされると「まだまだです」と答えてしまう人がほとんどかと思います。
ほんとうは、家賃と生活費でギリギリの給料で、寝る以外の時間をすべて仕事しているのに。
わたしがダメなんだ
わたしはまだ評価される仕事ができていないんだ
と思ってしまうのです。

ブラック企業を辞めて知りましたが、評価に見合った正当な報酬を払ってくれる環境はかならずあります。
給料があがらない理由を、いつまでもあなたの責任だと評価してくるような会社はブラックなので、すぐに辞めましょう。
お金の不安ですぐに退職を決断できない人は、こちらの記事で即金性のある在宅ワークも紹介しているのでぜひ試してみてください。
5:仕事以外の時間にもタスクを与えてくる
仕事以外の時間にもタスクを振ってくるのも、ブラック企業の特徴のひとつです。
わたしが実際に経験したことを例に挙げると、以下のようなものがあります。
- 週末のうちに◯◯という本を読んで月曜日に感想をまとめて送れ
- いつでも連絡したらすぐに返信しろ(といい深夜や休日に大量に連絡してくる)
- 定時近くになって「明日の朝までに修正しておけ」
などなど、当然のように夜中や休日にもタスクを与えてきます。
たとえば本の話でいくと、そもそも「本を読んで業務について知識を深めよう!」って自発的に行うもの。
学びになる本があるなら「◯◯ならこの本がおすすめだよ」と知らせてくれるくらいで、本来はいいはずです。
それを勤務時間外に強制させるのは、論外です。
(学ぶ人は自分で勉強しますし、学ばない人は強制しても頭にも入らないでしょうしね。)
ただ、入社したてやまだ知識が浅いときほど、「自分はもっと知識をつけなくちゃいけない」と休日のタスクも対応してしまいがち。
もちろん強制されることで学びにもなるかもしれませんし、会社自体の仕事もより早く進むかもしれません。
ですが、仕事時間以外のタスクを当たり前に受けつづけていると、あなたが心身を休める時間をもてず、最終的に心身を壊してしまう可能性があります。
6:精神論を振りかざす
精神論を振りかざすのも、代表的なブラック企業の特徴ですね。
たとえば、以下のようなワードをブラック企業はよく使います。
- 気合が足りてないから
- まだ努力できていない
- 体調なんて気の持ちよう
- 感謝
- 熱意
- やる気次第
- 常に自責思考
- ポジティブ…など
精神論をまったく否定するわけではなく、ある程度モチベーションにもつながるのでよいとは思っています。
ですが、ブラック企業の場合はなにに対しても精神論を持ち出してきて、根本的な問題とは向き合わないことが多いのです。
何かに悩んでいても精神論を振りかざされるだけなので、結局「できていないわたしがダメなんだ」と自分ばかりを責めてしまうようになります。
7:休みを自由にとれない
ブラック企業では休みも自由にとれません。
「自由な働き方!働き方改革!」などと言いながら建前上は、ワークライフバランスも取れるような会社に見せかけますが実態は真逆だったりします。
たとえば、フレックス制度を導入していたとしても結局はミーティングをつめこまれ勤務時間が決まっていたり。
”有給取得率80%!”と求人には書いていても実際は、自分の都合では有給は許可されず、GWや年末年始に有給を消化させられる、など。
ブラック企業では、自分の休みを自由にとれない場合が多いです。
8:退職者がめちゃくちゃ多い
退職者がめちゃくちゃ多いのも、ブラック企業の特徴です。
わたしが働いていたブラック企業では、1〜2日で急に来なくなる人がよくいたり、週に数人は退職する人がいるような状態でした。
そのうち、周りの先輩や上司が辞めた人のことを
やる気がなかったんだ
ウチでがんばれないなら結局あいつは成功しない
など悪く言うのを耳にするようになったんですね。
そんな話を聞きつづけると、いざ辞めたいと思ったときに
やる気がないと思われるんだろう
ここを辞めたらわたしはもうダメなのかもしれない
と思えてきちゃうんですよ。
そうなったら、もう末期です。
自分の意思では辞められなくなり、結局メンタルが壊れ体が動かなくなって初めて退職できるようになります。
これを読んでいるあなたには、そうなってほしくありません。
立て続けにブラック企業を経験したことでわかりましたが、退職者がめちゃくちゃ多い会社というのは、それだけの理由がかならずあります。
「わたしは別につらくないし辞めたいとか思わないけどな〜」と思っていたとしても、一度「なんでこんなに辞める人が多いんだろう?」と考えてみてください。
見えていなかった企業の体質が見えてくるかもしれませんから。
じぶんが「楽」に働ける環境を探そう
さいしょのうちは、自分に合う環境を見つけるために時間でいいんです。
短期間で何度も転職するのは、ぜんぜん悪いことじゃないですからね。
どれだけ就活で自己分析していても、自分はこういう人間だと思っていたとしても。
社会に出ると、じぶんができると思っていたことができなかったり、かんたんにできることが重宝されたり。
実際に働いてみないとわからないことって多いです。
だからこそ、最初からひとつの会社でずっとはたらかなきゃ!と思うのではなく、自分にとって「楽」な環境を探すために時間を使っていいんです。
楽というのは何もしなくていいとかじゃなく、気持ちやメンタル的に楽に働けるかどうか。
自分を追いこまずに責めずに、心をつぶしてまで仕事に打ち込むんじゃなくて、
- もっと気持ちを楽にして自分らしくいられる場所
- 無理にちがう自分になる必要がない場所
- 自分のできることをしっかり評価してくれる場所
そんな場所を探していきましょう。
今いる場所がすべてではありません。
時間はかかっても、「もうここでいいや」と諦めなければ、あなたに合う環境はかならず見つかります。
1社目から自分に合う環境で働ける人は少ないはずです。
SNSが発達しているいまは成功している人が多く感じ、自分の現状に焦ってしまうこともあるでしょう。
ですが、まずは短い期間で離職してもいいので、自分が楽に働ける環境を探すことが大事だとわたしは思います。
自分の心が楽に働ける場所を見つけられたら、がんばったぶんだけしっかり評価してもらえますし、メンタルも安定し始めます。
あなたが自分に合う環境を1日でもはやく見つけられるよう、心から祈っています!
ブラック企業から抜け出すことをあきらめずに、少しずつでいいので行動を始めてみてくださいね。
自分で動く体力も気力もないという人は、リクルートエージェント、type転職エージェントに登録して、求人探しをできるだけはやく進めましょう。
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